アイアンのミート率を上げる方法をプロが解説!「右腰の高さ」がカギ
アイアンが飛ぶようになるとスコアメイクは楽になりますよね。飛ばすための絶対条件は”ミート率を上げること”。その練習法をプロに解説していただきました。
手打ちスイングが直り体幹を使って飛ばせる
ミート率アップのために私が実践しているのが、バックスイングの右腰の高さからボールを打つという練習法です。右腰の高さをトップと仮定して、そこからクラブを振り下ろし、クリーンヒットできれば合格。大きく飛ばす必要はありません。
ボールにアジャスト(調節)する時間もスペースもなく、手を使うと当たらないため、必然的に体の回転で打てるようになるのがメリット。腹筋に力を入れて、体幹でクラブを振ることを覚えれば、飛距離も伸びます。私は日ごろの練習はもちろん、スタート前もこの練習をしています。

右腰の高さが目安。小さく振るほど難易度が上がるため、最初はやや高い位置から振り下ろしてもOK

腹筋に力を入れましょう!

お腹を中心とした体幹を意識して、フィニッシュまでクラブを振り切る
これはNG

クラブを高く上げると、アジャストする時間とスペースが増えるぶん当たりやすくなり、悪い動きを修正できない
7番アイアンでクリーンヒット

通常の長さでクラブを握り、クリーンヒットできれば、正しい動きができている証。ムダな動きが加わらず、シンプルなスイングが身につく

林菜乃子
●はやし・なのこ/1997年生まれ、神奈川県出身。155㎝。18年にプロ入りし、その年のステップアップツアーで初優勝。20年は同ツアーに4試合出場し、2位が2回と好調。ユピテル所属。
構成=小山俊正、野中真一、三代崇 写真=高橋淳司、田中宏幸、圓岡紀夫

