
絶対に外したくないショートパットはどう打つ?正しいライン読みを解説
ライン読みが正確でないと、パッティングは上手くいきません。今回はパットの苦手を克服できるライン読みのレッスンを紹介します。
【状況】
入れたい距離のフックライン

【ミスのパターン】
距離感重視でライン読みがおろそかになる
「絶対に沈めたい」と思う距離は、カップにばかり意識が向きます。カップを外さない方向性が気になって「何メートル打つのか」の意識が薄れてしまいがち。打つ距離をしっかり意識してラインを読まないと、短い距離でも曲がるラインは入りません。

ボール位置で構えて距離を測ってしまうが、自分の目からカップまでと、ボールからカップまでの距離は異なる。その差が距離感を狂わす
【克服法】
ボールからカップまでライン全体を見て距離をつかむ
ラインを読むには距離感が大切です。曲がり方は、ちょうどの距離で打てば大きくなり、強く打てば小さくなるからです。短い距離でも何メートルなのかは、アドレスする位置からではなく、ボールの後方から見て「ボールとカップまで」のライン全体を視野に入れながら見たほうが正確に測れます。
正確な距離がわかったらタッチに合わせてラインを決めます。そして、カップではなく、曲がるラインの打ち出し方向に対して真っすぐ構えることが大切です。これは地面ではなく、打ち出すライン上から上方向の空中、目の高さに目印を設定する。それに合わせて構えると、地面のスパットを見ながら合わせるよりも、ラインに対して真っすぐ構えられます。


ボールからある程度距離をとった位置で、ボールとカップを同時に見る。ライン全体を見たほうが、距離感をつかみやすい

読んだラインの打ち出し方向に仮想カップを設定。その延長上で、自分の目の高さくらいに目印を設けて、それに対してアドレスをつくると、正しい向きで構えられる

レッスン=澤田繁典
●さわだ・しげのり/サンフランシスコのオリンピッククラブに在籍し、ミニツアーに参戦。帰国後、一般企業に就職したが、指導者の道に進み、現在は高田馬場、阿佐ヶ谷のインドア練習場&スクールGolfareiでレッスン活動を行う。

モデル/森岡英里子さん
155cm。ゴルフ歴2年半。週1回のインドアレッスンと月2回のコースレッスンでメキメキ上達中。100切り間近だが、パット数の多さが課題となっている。
構成=長沢潤 写真=相田克己 協力=サザンヤードカントリークラブ