「シャフトで背中を叩く」と飛距離がアップする!ドライバーのコツを解説
シニアになっても活躍する久保選手に、今まで以上に飛ばせるテクニックを解説していただきました。シニアゴルファーに限らず、アマチュアゴルファー全員に通ずるレッスンです!
軌道もバランスもよくなる!
シャフトで“背中”を叩く
インパクトでボールを強く叩くと、飛んだ感じはするが、実際はヘッドスピードが上がらず、力を入れているわりに飛距離が出ない、と久保勝美はいう。
「とくに下半身の筋力が低下している中高年は、ボールを叩かないほうがいい。腕力に頼ってしまい、手打ちのミスを招くからです。それよりも肩や腕の力を抜き、フィニッシュに向けてヘッドを走らせていきましょう。シャフトで背中を叩くつもりで振れば、正しい円軌道になってバランスが向上。余計な力を入れなくても、ヘッドが効率よく加速し飛ぶようになりますよ」
ムチのようにピシッ!

シャフトで背中を叩くつもりでスイング。シャフトが当たる部位はどこでもOK

肩、ヒジ、手首の関節をやわらかく使って振り切る

肩や腕の力を抜いて、ヒジや手首などの関節をやわらかく使うことがコツ。グリップもやわらかく握ったほうが、シャフトで背中を叩ける。
これはNG
ボールを叩きすぎると最後まで振り切れない

ヘッドが走らず、思うように飛ばない。またクラブが上から入るため、スピン量が増えてフケ上がってしまう。

久保勝美
●くぼ・かつみ/1962年生まれ、埼玉県出身。171cm、72㎏。シニアツアーでの成績は、2位が18年は4回、19年は1回と惜しい戦いが続く。今季こそ悲願のシニア初優勝が期待される。高根CC所属。
構成=小山俊正 写真=圓岡紀夫、中野義昌

