
FWの飛距離不足の原因はコレ!人気コーチがわかりやすく解説
FWの性能を最大限に引き出すには「ソールの動かし方が重要」と人気コーチが解説。打ち方のコツやポイントをわかりやすく教えていただきました。
コンタクトは
あくまでも”ボール”が最初
FW(フェアウェイウッド・以下同)は「ソールを滑らせて打つ」といわれます。それは正解ですが、アマチュアはボールの手前の芝からズルズルと引きずるイメージをもつ人が多い。じつはこれが大きな間違いで、さまざまなミスを引き起こす原因となっています。

地面にあるボールを打つときは、どの番手もダウンブロー。そしてインパクト時は「ボールからコンタクト」していきたい。FWの「低重心・深重心」という特性を生かすためには、レベルに近いダウンブローが理想です。具体的な数値でいうと、1から2度の入射角が適正値。ゆるやかな入射角で、ボールに直接コンタクトしたあとからソールが芝の上を滑っていくというのが正しいソールの滑らせ方になります。
この打ち方ができるようになると、ミート率向上や飛距離アップ、ボールの高さが適正になるなど、FWの機能をフルに引き出せるようになりますよ!

弱ダウンブロー
→ミート率アップ
→ボールに高さが出る
→飛距離が安定する

手先アッパー/強ダウンブロー
→ダフリ・トップ
→チーピン
→飛距離不足

レッスン=樋村隆二
●ひむら・りゅうじ/1976年生まれ、千葉県出身。石井忍が主宰する「エースゴルフクラブ」千葉校のチーフインストラクター。プロのスイング研究に余念がなく、それをアマチュアに合わせて教えるレッスンに定評がある。
協力=ジャパンゴルフスクール 写真=相田克己