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ここ一番で飛ばしたいときに効果的!片手のマン素振りのやり方は…

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ドラコンホールなど、ここ一番でドライバーを飛ばしたいときってありますよね。目一杯の力でクラブを振るよりも効果的な方法があるんです。それは片手のマン素振り。イメージはボールに張り手するつもりで腕を振ること。なお、指先がピリピリするので回数は控え目に。

腕をしっかりと伸ばして振ろう

ヘッドスピードを上げるには、腕を素早くふることです。飛距離が出ない人は、おそらく腕を素早く振る感覚をつかみ切れていないからだと思います。

ここ一番で飛ばしたいホールを迎えたら、時間の余裕があるときに限りますが、まずはクラブを持たず、右手だけのマン素振りを行いましょう。肘を曲げたままだと素早く振れないので、ボールに張り手をするつもりで、腕を伸ばして振ること。指先がピリピリするので、左右3回ずつ行いましょう。

左手を背中に回し、右手だけでアドレスの形をつくる。そのままバックスイングを行い、MAXのスピードで右腕を振り下ろす。左腕でも同様に行う

軽い棒を片手で持ってマン素振り

ここ一番で飛ばしたいときで、時間があればスティックやヘッドのないシャフト、もしくはドライバーを逆さに持って素振りを行います。要領は最初に右手だけで持って5回、次に左手だけで持って5回行います。どちらもMAXのスピードで振りましょう。空気を切り裂く音が聞こえればOKです。これも腕を素早く振る感覚を身につけるドリルです。

通常の練習前は最初に重い物で連続素振りを

普段の練習では時間的にも余裕があるので、ヘッドスピードを上げるためのドリルを行いましょう。まずは、素振り用のバットなど重い練習器具でスイングしてください。練習器具がなければクラブを2本持って行って構いません。フィニッシュまで振り切ったらそのままトップまで振り戻し、そこからフィニッシュまで振り抜く連続素振りを行います。スピードにこだわる必要はないので、リズムよく10回ほど繰り返しましょう。

次に、先ほど説明したスティックやヘッドのないシャフトなど軽いものを振ります。なければクラブを逆さにしたもので構いません。左右5回ずつマックスのスピードで振りましょう。最後にドライバーを普通に持って振ってみると、ヘッドスピードが上がっていることに気が付くはずです。


小井戸峡太
●こいど・きょうた/長野県出身。東北福祉大を卒業後、ドラコンの道に入り活躍する。2020年PLDA世界大会で421ヤードを飛ばして4位入賞。自己ベストは443ヤード。


構成・文=山西英希 写真=山上忠 協力=東京ゴルフスタジオ