
アイアンが苦手なら試してみて!飛距離も方向性もよくなる「右手リード」って?
ゴルフ歴が年になるのにアイアンがうまくならない…そんなゴルファー向けのレッスンをご紹介します。コツは「右手をいかすこと」です。
「右手リード」を試してみて
右手リードの一番の長所は、インパクトに厚みが出ることです。それによって飛距離が伸びるだけでなく、アイアンにおいては方向性や距離感がよくなります。これは、右手でボールを目標方向に真っすぐ押し込むイメージが大切です。インパクトで右手首を早くリリースしてしまうと、ボールを押し込む感覚が生まれません。

右手のひらはフェース面と考えてください。右手首の角度をキープしてフォローへと向かえば、フェースは長くスクエアな向きをキープします。長いインパクトゾーンがつくれるので、ボールを押すように打ててインパクトがぶ厚くなる。これも右手リードのスイングが成すテクニックのひとつです。


ボールの30センチくらい手前から、ヘッドでボールを押して真っすぐ転がすイメージ。実際にこうやって感覚をつかむ練習もオススメ。
GOOD!

右手を目標に向かって真っすぐ押し込むイメージをもつ。フォローで右手が左腰の高さに上がるまで、右手首の角度をキープしよう。
これはNG

右腕を左側に早く引き込むとインパクトゾーンが短くなってしまう。押し込めないだけでなく、ミートするのも難しい。

インパクトで右手首が手のひら側に折れるとボールを押せない。「右手のひら=フェース面」なので、フェースも力をかけたい方向に向かなくなる。

レッスン=植村啓太
●うえむら・けいた/1977年生まれ。米国ゴルフ留学後、23歳の若さでツアープロコーチとしてデビュー。「K’sアイランドゴルフアカデミー」を主宰し、プロやアマの指導のほかゴルフスクールのプロデュースなど幅広く活躍している。
構成=三代 崇 写真=相田克己 協力=K’sアイランドゴルフアカデミー