
ツマ先上がりのパッティングは「ヒールを浮かす」が正解
どんなに良いストロークをしても、ラインに乗せられなければ入らないですよね。そこで今回は、正確にラインを読むコツから覚えて、パットの苦手を克服するレッスンを紹介します。
【状況】
上りフックのミドルパット

【ミスのパターン】
傾斜に沿ってカカト体重になると左に引っかけてしまう
フックラインはツマ先上がりになります。パターをソールするとフェースは左を向くため、アドレス時の重心がカカト側に乗ると引っかけてしまいがち。また、上りのラインはカップにしっかり届くように強めにヒットすることも引っかけを助長します。

フックラインは足場のカカト側が低くなることが多い。カカト体重で打つと引っかけてしまう
【克服法】
ヒールを少し浮かせてフェースを目標に真っすぐ向ける
上りのラインはタッチが強くなるので、曲がり幅は少なくなります。そのためラインを浅めに読むのは正解です。

そして、フックラインは足場がツマ先上がりなることが多いので、ボールに少し近づいて立ち、ヒールを浮かせてフェースをきちんと目標に向けてください。また、ツマ先側が高い状況では、カカト体重にならないように土踏まずの真ん中に重心をかけます。これは、足首の曲げ具合で調整するのがオススメです。
左右のバランスについては、上り傾斜に沿って立つと、斜面に対して平行に振れて、転がりが安定します。足場が低くなる右足に体重が乗りすぎると上体が右に傾き、斜面に対して右に押し出しやすくなるので、低いフォローを意識しましょう


ボールに近づいて立ち、ヒールを浮かしてフェースを目標に真っすぐに向けないとラインに打ち出せない

レッスン=澤田繁典
●さわだ・しげのり/サンフランシスコのオリンピッククラブに在籍し、ミニツアーに参戦。帰国後、一般企業に就職したが、指導者の道に進み、現在は高田馬場、阿佐ヶ谷のインドア練習場&スクールGolfareiでレッスン活動を行う。

モデル/森岡英里子さん
155cm。ゴルフ歴2年半。週1回のインドアレッスンと月2回のコースレッスンでメキメキ上達中。100切り間近だが、パット数の多さが課題となっている。
構成=長沢潤 写真=相田克己 協力=サザンヤードカントリークラブ