
ツマ先上がりのライはクラブを短く持って!アイアンをうまく打つ3つの要素
苦手なショットを得意にするワンポイントレッスンを紹介します。今回は、ツマ先上がりのライの打ち方のコツを解説。
スライスを打つ要素を3つ加える
ツマ先上がりのライはフェースが左を向きやすいので、フック系のボールが出やすい。それを防ぐには、ボールが右へ曲るスライスを打つときの要素を加える。できれば、3つは加えると真っすぐ飛ばせる。

ゴルフクラブの構造上、ボールが足元よりも上にあるとフェースは目標の左を向きます。そのまま打てばフックボールが出るので、アドレスの際には右に曲がる要素を加えましょう。
要素①クラブを短く握る

まず、クラブを短く握ること。基本的に、スイング軌道がフラットなら左に、アップライトなら右に曲がります。クラブを短く持つことでスイング軌道がアップライトになるので、右に曲がる要素が1つ加わります。極端に短く持つのもアリです。
要素②ボールを右に寄せてフェースを開く

ボールを右に置き、フェースを開くのが2つめのスライスを打つ要素。ボールを1個ぶんほど右に寄せ、フェースを少しだけ開いて構える。右に置いたボールにフェースを合わせると、自動的にフェースは開くが、さらにフェースを少し開くことで右に曲がる度合いを大きくする
要素③軌道はフラットは× アップライトが○

3つめのスライスを打つ要素は軌道。ツマ先上がりのライはボールの位置が高いので、アドレスで上体が起き上がりやすい。起き上がったまま振るとフラットなスイング軌道になるのでボールは左に曲がる傾向が強くなってしまう(x)。ダウンスイングの軌道は上体の角度をキープしたまま、タテ振りのアップライト軌道で振ろう(○)

レッスン=森山錬
●もりやま・れん/1996年生まれ。レッスンは3カ月先まで埋まっている大人気プロ。平均飛距離300ヤー以上のドライバーショットを放つ。Instagram(@rengolf_54)で配信中の動画も大きな話題を呼んでいる。著書に「ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる(日本文芸社)」。Futako Golf Club主宰。
構成=山西英希、編集部 協力=井山ゴルフ練習場、Futako Golf Club、富士平原ゴルフクラブ