
飛距離が伸び悩んでいるなら「シャローイング」を試してみて
多くの有名プロを輩出した海外コーチはどういった指導をしていたのでしょうか?今回は、アンドリュー・ライスが広めた飛距離をアップする「シャローイング」のやり方について解説します。
シャローイングを習得しよう

Step1
サイドスローで右手のリリースのイメージを養う
ダウンスイングのリリースの感覚を身につけるには、右手のサイドスローがよい。横から投げるために右腕全体を下げる動きがシャローイングと同じ動作になり、そこから自然なリリースが起こるのを体感しよう。

「ボールを投げるときのような感覚で右手をリリース!」
シャローイングはこの動き(中央写真)右腕を内旋させつつリリース(右写真)
Step2
切り返しの動きを予行演習してから振る
シャローイングの動作の練習には、切り返しの手元の動きを確認してから振り切る素振りが効果的だ。切り返しの動きを2、3度繰り返してから、フォローへと向かおう。

シャローイングの切り返し動作を2、3回、往復させてからフィニッシュまで振り抜く
Step3
「合掌素振り」で前腕の回旋をチェック

両手のひらを合わせた「合掌素振り」で、シャローイング時の腕の向きをチェック。トップで左手甲が上を向いた腕の向きを変えずに、そのまま手元を沈めるように切り返していく。
これはNG

切り返しで手の向きが変わると、正しいシャローイングにならず軌道が乱れてしまう

解説・レッスン=吉田洋一郎
●よしだ・ひろいちろう/1978年生まれ、北海道出身。スイング研究に強い情熱を燃やし、海外で直接有名コーチのメソッドを学び知識を広げる。日本ゴルフスイング研究所主宰。

「シャローイング」を発信した巨匠
アンドリュー・ライス
アメリカ・ジョージア州を拠点に活動するコーチ。米ゴルフダイジェストのトップ50コーチの常連で、新理論をいち早く世に広める発信者として知られる。
構成=鈴木康介 写真=中野義昌 協力=取手桜が丘ゴルフクラブ(アコーディア・ゴルフ)