
飛ばしのコツはシャフトを“素早く振る”こと!練習方法をレッスン
飛ばしにとって大切なのは、シャフトを素早く振ることです。テークバックはこう、トップでの形はこう、ダウンスイングはこう下ろすなど考えていたら、シャフトを素早く振ることはできません。練習場ではどうしたらシャフトを素早く振れるかを考えましょう。
素振りでクラブを素早く振る
ボールを打つ際に、「クラブを素早く振りましょう」といわれても、ほとんどの人がMAXのスピードでクラブを振れないと思います。なぜなら、ボールにクラブヘッドがきちんと当たらないと思うからです。
しかし、素振りだったらその心配がないので、MAXのスピードで振れるはずです。当然、そのときにスイングの形など考えていません。要は、実際のショットでも素振りの感覚にできるだけ近づけることが、飛ばしには必要なんです。

まずは素振りでMAXのスピードでクラブを振る感覚を身につけましょう。スイングの形にはこだわらず、とにかく素早く振ることだけを考えることが大切です。

インパクトバッグやクッションを思い切り叩く

小さいゴルフボールを小さいクラブヘッドで打とうとするから、インパクトを合わせる動きが生まれます。それがスイングスピードの減速につながるわけです。実際にボールを打つ前に、インパクトバッグやクッションなどを思い切り叩き、その不安を一度取り除きましょう。ボールを打つ時は、どこへ飛んで行っても構わないという意識でクラブを振ってください。
頭をアドレスの位置に残しながら振る

クラブを素早く振る場合。注意点が一つあります。それは体の軸を左右に傾けないことです。ダウンスイングで体が目標方向に突っ込んだり、目標の反対方向に体を傾けてしまっては、素早くふることはできません。それ防ぐには頭をアドレスの位置に残すことを意識しましょう。

体が目標方向に突っ込んだり、目標の反対側に体の軸が傾くのはNG

小井戸峡太
●こいど・きょうた/長野県出身。東北福祉大を卒業後、ドラコンの道に入り活躍する。2020年PLDA世界大会で421ヤードを飛ばして4位入賞。自己ベストは443ヤード。
構成・文=山西英希 写真=山上忠 協力=東京ゴルフスタジオ