
アイアンは「番手ごとにボール位置を変える」が正解
練習もラウンドも”なんとなく打つ”の状態になっていませんか?特に苦手なショットなりがちですが、それだと苦手が克服できません。今回はアイアンショットのコツを解説します。
アイアンはボール位置を左側にすれば
高さを出しやすい

アイアンショットのボール位置は番手によって変える人もいれば、どの番手でも同じ位置に置く人もいる。それは好みでもあるが、クラブの長さもロフトも異なるのでボール位置もそれらに合わせたほうがいい。
5番アイアンは左足カカト延長線上

5番アイアンはロフトが立っているぶん、インパクトでフェースをそれほど立てなくてもいいので、ボールは左足カカト延長線上にセットする
サンドウエッジならスタンス中央

クラブのなかで、もっとも本来の口フトよりも立てた状態でインパクトを迎えるのがウエッジ。したがって、ボール位置は1番右寄りになる
7番以上は遠くに8番以下は近くに立つ

8番以下のアイアンはボールに近く立つが、7番より上のアイアンはインサイドからヘッドの入射角がきつくなりすぎないようにクラブを下ろしたいので、少し離れて立つ
アイアンは番手がひとつ異なると、難易度は相当変わります。とくに7番より上の番手はその傾向が強く、6番よりも5番はかなり難しいと考えましょう。何よりもロフトが立っているので、ボールが高く上がりにくいのが特徴です。
したがって、ボール位置は5番で左足カカト線上付近、番手が下がるごとに徐々に内(右)側に入れ、サンドウエッジでスタンス中央になります。ロフトの立ったアイアンはボールを左に置くことで、極端なダウンブローにならず、ボールが高く上がりやすくなります。自分なりに弾道を見て、ボール位置を微調整しましょう。

レッスン=阿河徹
●あがとおる/1976年生まれ。米国にてゴルフスイング理論、ゴルフ経営学を学ぶ。UFGTF資格取得。帰国後、内藤雄士ゴルフスクールにてレッスン活動を行なう。2012年独立後、男女ツアー・プロのコーチとしてツアーに帯同。50人以上のプロゴルファー、3万人以上のアマチュアゴルファーを指導している。
構成=山西英希、編集部 協力=井山ゴルフ練習場、Futako Golf Club、富士平原ゴルフクラブ