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短いアプローチはスタンスを変えて打つとミスしない!女子プロのスイングを解説

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ピンはすぐそこ。短い距離だけに確実に寄せたい状況でミスしてしまう人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、亀田愛里プロのアプローチを手本に、マネたいポジションごとに解説します。

インパクトの強さで
距離感を変えるのはNG

20ヤード前後の短いアプローチで、まず大事なのがアドレス。私が注目するのはスタンス幅で、距離に対して幅が狭すぎると腕の運動量が増えて、手首をこねるなど手打ちの原因になってしまいます。反対に幅が広すぎるのは、体全体を使う量が多くなってしまう。バックスイングでクラブを上げすぎたら、そのぶんインパクトでブレーキをかけてしまうなどでダフリやトップのミスが起こります。

距離に合ったスタンス幅で構えることが大切ですが、アマチュアに多いのはどんな距離でもスタンス幅を変えずに打つ人。前述したように、近い場合は狭く、遠い場合は広くというように、距離に対してスタンスの広さを変えましょう。

短い距離でのスタンス幅の目安は、亀田選手のようにスタンスを完全に閉じるか(Point1画像①)、靴一足分あけて立つ。体を大きく動かしすぎてしまう人に効果的で、手を動かしすぎる人は体を回転させて打つ意識を強くもってください。

手打ちを防ぎ、体を回転させながら打つには、先にクラブを収める終着点を決めて、そこを目指してフィニッシュをとるといいですよ(Point2画像⑧)。

Point1
スタンス幅を調節する

スイングの大きさや強さはスタンス幅とリンクする。短い距離は「狭く」構えよう(①)

Point2
フィニッシュの位置を決める

打つ前にフィニッシュの位置を決めて、それを再現。体をしっかり回して打てる(⑧)


解説=横山清人
●よこやま・きよと/1980年生まれ、熊本県出身。03年プロ転向後、陳清波に師事。現在は東京ゴルフスタジオ、フォーシーズンズゴルフガーデンなどで多くのアマチュアをレッスン。


亀田愛里
●かめだ・あいり/1992年生まれ、静岡県出身。160cm。13歳からゴルフをはじめ、14年にプロテスト合格。20年はレギュラーツアー1試合、ステップ・アップ・ツアー7試合に出場した。紫CCすみれC所属。


写真=中野義昌、相田克己