
アプローチで+10ヤードを伸ばす打ち方をレッスン!ポイントはアドレス
アプローチで重要なのは、方向性よりも距離感。しかし「飛距離の打ち分け方はさまざまな方法やレッスンがあってどれがいいかわからない」「いろいろ試したけど何がいいのか定まらない」と悩んでいるゴルファーも多いのでは?そんなゴルファーに有効なレッスンを教えていただきました。
フェースを立てるときは…
強く打ちすぎ、加速しすぎに注意!

フェースを立ててのプラス10ヤードも厚く当てますが、スイング中にフェースを立てるのはNG。インパクトの瞬間にフェースを立てようとすると、手元を前に出しすぎたり、ダウンスイングでクラブを急加速させてしまいがち。これはどちらもダフリ、トップや飛びすぎる原因になってしまいます。

フェースはアドレスで立てます。そして、立てて構えたフェースをインパクトで再現するだけ。振り幅やスイングテンポはこれまでと一緒です。

アドレス時のフェースの立て方は、ハンドファーストを少し強めるか、ボールを半個から1個ぶん右に寄せる、のどちらでもOK。どっちで打ってもプラス10ヤードにならない人は、両方を組み合わせたアドレスをとってみてください。
これはNG

ロフトを立ててヒットするとき、体が止まって手元が前に出すぎてしまうのは×。ヘッドが刺さるかトップが出やすいので、ヘッドを止めずにフィニッシュまで体をしっかり回していこう
「自分の振り幅」飛距離管理シート
“自分の振り幅で厚く当てる”をマスターすると、以前よりも少し飛距離に変化が出る。「それは、インパクトが厚くなったことでエネルギーがしっかり伝わるようになったために飛ぶ。スピンがきちんと入るようになったから止まる。が理由ですが、どちらも球質がよくなった証拠です」と遠藤。

また「トータルの距離の内訳、キャリーとランの長さを覚えてください。それを考慮して寄せればもっとピンに寄るアプローチが打てます。SWだけでなく、AWのときも覚えておくとグリーンまわり攻略の引き出しが増えますよ」(遠藤)。飛距離管理シートに記入して、アプローチ上達に役立てよう!

レッスン=遠藤将也
●えんどう・まさや/1994年生まれ、長野県出身。東京国際大学のゴルフ部を経て、PGAティーチングプロ資格を取得。首都圏の練習場やコースでのラウンドレッスンを行なっている。レッスンはインスタグラムアカウント「en. dwu_」のDMで受付中。
写真=相田克己 協力=サザンヤードカントリークラブ